2014年9月9日火曜日

2015 Oscar Predictions: Best Picture

[World News #092] 2015年、第87回アカデミー賞 Indiewireによるオスカー予測 9月から3月まで、Indiewireは毎週、来る第87回アカデミー賞に向けて、その受賞作―作品、監督、男女優など各賞の予想を行う予定だ。「まだ早い」との声も聞こえてきそうだが、今年もベルリン、カンヌ、サンダンスなど知名度の高い映画祭がすでに終幕を迎え、世界的に有名な監督の新作や、観客からの熱狂的な支持を受けた作品は多数現れている。時期としては確かにまだ先ではあるが、映画ファンとしてはあれこれと候補作への想像を膨らませ、映画を見る上でのひとつの楽しみとしたいところ。そういう意味で今回のindiewireの試みは、まさに血が湧き、心が躍るものと言える。 今回(9月1日)の予想で取り上げた作品は、まずデヴィット・フィンチャーによる『Gone Girl』。シリアン・フリンの非常に有名な小説の映画化であり、近年『アルゴ』で最優秀監督賞を受賞したベン・アフラックが主演の作品。フィンチャー自身、かつて『ベンジャミン・バトン』と『ソーシャル・ネットワーク』で監督賞に2度ノミネートされていることもあり、この3者の組み合わせがどのような化学反応を生むか、期待は高まるところだ。 また、ポール・トーマス・アンダーソンの『Inherent Vice』。前作『ザ・マスター』で主演を務めたホアキン・フェニックスと、本作で再びコンビを組む。アンダーソンはこれが長編第7作目、年齢も44歳という若い監督ではあるが、これまで3大映画祭のすべてで監督賞を受賞するなど、国際的な評価は非常に高い。これまで4度、アカデミー賞にノミネートを重ねてきただけに、本作の受賞は、まさに機を熟してのものとなるかもしれない。 その他にも、『シカゴ』のロブ・マーシャルによるミュージカル大作『Into The Woods』、これまでの作品すべてで監督賞or作品賞へのノミネートをされている、スティーブン・ダルドリーによる『Trash』、ベネチア映画祭で絶賛を受けた、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥの『Birdman』など注目作は多く並ぶ。まさに群雄割拠といった形で、どの作品が受賞しても何ら不思議はないだろう。 今の時点で、このような注目作が多数出揃っているのだから、半年後の映画祭に向けて、否応なしに興味は高まる。私自身も、今後の候補作の動向に対して、目を十分に凝らしておきたいと思う。 《今回、作品賞予想で上がった作品一覧》 1. Foxcatcher (ベネット・ミラー) 2. Birdman (アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ) 3. Boyhood (リチャード・リンクレイター) 4. The Imitation Game (モルテン・ティルダム) 5. Mr. Turner (マイク・リー) 7. Unbroken (アンジェリーナ・ジョリー) 8. Fury (デヴィッド・アヤ) 9. Interstellar (クリストファー・ノーラン) 10. Gone Girl (デヴィッド・フィンチャー) 11. Inherent Vice (ポール・トーマス・アンダーソン) 12. Theory of Everything (ジェームズ・マーシュ) 13. Big Eyes (ティム・バートン) 14. Into The Woods (ロブ・マーシャル) 若林良 大学院生。映画批評誌『MIRAGE』編集委員。 引用元 http://ift.tt/1lcXqSZ

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