[World News #110] ニューヨーク映画祭でエドワード・スノーデンを追った『Citizenfour』 が公開。 先日、今年度のノーベル平和賞にパキスタンのマララ・ユスフザイさん(17)が選出されたことが話題になりましたが、発表の数日前にGuardian誌の受賞者予想の記事(※1)ではエドワード・スノーデン氏が上位にランクインされていました。受賞には至らなかったものの、今年度のニューヨーク映画祭では彼の姿を記録したドキュメンタリー映画 『Citizenfour』が、10日金曜日に公開されました。本作はスノーデンがNSA(アメリカ国家安全保障局)の国民監視のシステムを暴露するまでの経緯と彼への香港でのインタビューを軸に展開しています。監督はローラ・ポイトラス(Laura Poitras)氏。これまでにも、バングラデシュの医師の活動を追った『My Country, My Country』(2006)がアカデミー賞のドキュメンタリー部門にノミネートされていますが、おそらく日本での知名度は非常に低い作家です。 スノーデン氏については日本でもある程度はすでによく知られていることと思います。2004年、彼は23歳にしてイラク戦争への兵役を志願し合衆国軍に入隊するも、同年訓練中の怪我が原因で除隊し、その後NSAにスカウトされ、関連企業の職務に従事しています。2006年から数年はCIA(中央情報局)の職員としても勤務し、20代にして国家の機密に極めて近い位置で働いていました。彼のキャリアをこうして概観するだけでも、アメリカの軍事産業のシステムがいかに我々の想像を超えるものであるか、呆然としてしまうのですが、その後スノーデンがとった行動は彼の名前を一躍世界に知らしめることとなりました。「内部告発者」( “Whistle Blower”)としての彼の名を。 本作品の要となっているのは、2013年6月に香港のホテルで記録された、スノーデン氏がNSAの機密書類をカメラの前に提示する場面でしょう。これが、監督とスノーデン氏との初の接見でもありました。興味深いのは接見の前に、氏は監督に「私の話は物語にはならないと思う」と述べていることです。(※2) ロサンジェルス・タイムズ誌はこの作品を、ウォーターゲート事件を扱った『大統領の陰謀』(アラン・パクラ、1976)やAaron Swartz 監督の『The Internet’s Own Boy』(2014)に連なる作品だと評価しています。(※2)また、Artforum誌は本作がスノーデン氏の「繊細さ(あるいは「弱さ」)」("Vulnerability")を記録し、彼の知られざる、より人間的な側面をカメラに収めていることを評価しています(※3)。実際本作には、現在のモスクワでの彼の生活や、ガールフレンドの姿も収められているようです。(※2) ポイトラス監督は今後も別のかたちで、ジャーナリストとして、この歴史的な事件に向き合い続けていくつもりだと表明しています。(※2) ニューヨーク映画祭でのQ&Aはこのサイトで見ることができます。 http://ift.tt/1qU1INf 本作の予告編はこのサイトに掲載されています。 http://ift.tt/1suYDcf 日本公開が待たれる作品のひとつです。 ※ 1 Guardian http://ift.tt/1s95p7i ※ 2 Los Angels Times http://ift.tt/1qHKuTe ※ 3 Art Forum http://ift.tt/1xKhwbg
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